こんにちは 4Fコレパンです ˎˊ˗
今回は国指定 伝統的工芸品である小代焼(しょうだいやき)と、ちひろ窯さんについてご紹介させていただきます。
九州では名高い焼き物が多くありますが、小代焼と聞いてもまだピンとこない方がいらっしゃるかと思います。
小代焼とは…熊本県の小岱山麓で 約400年前から焼き続けられている九州を代表する「陶器」です。
小岱山特有の陶土を原料とし、古くからの技術・技法を現在まで継承しています。
小代焼は2003年に国の伝統的工芸品に指定されており、芸術品としての評価の高い焼き物です。
器としての実用性も高く、熊本では五徳焼と呼ばれてきました。この五徳とは、「腐敗しない」「生臭さを移さない」「湿気を呼ばない」「毒を消す」「延命長寿が得られる」という5つの効果の事を指します。
コレパンでは小代焼窯元会員の一員である、ちひろ窯さんの作品をお取り扱いさせていただいています。
熊本県荒尾市で奥深い山ではありませんが、四季折々の草花や耳をすませば野鳥の声が聞こえてくる自然豊かな場所に佇む「ちひろ窯」さん。
28歳から陶芸の道を志した前野智博さんが営む小代焼の工房です。
小代焼伝統工芸士
前野 智博さん
もともと“モノづくりが好きだった”という前野さんは、小代瑞穂窯で10年弱修業をした後、沖縄・やちむんの里「読谷山焼」にて修業し技術を習得。
1998年に智博さんの読み方を変えた名前でちひろ窯を開窯し、2006年に伝統工芸士認定を受け 小代焼伝統工芸士として活躍中。
400年続いている小代焼の歴史と伝統を受け継ぎながらも、伝統に甘えることなく、古い物、新しい物、沖縄で培った多様な焼き物の技法を織り交ぜながら、現代にあった「うつわ」の作り方を目指しておられます。
使って、持って、手になじみ、生活の中に潤いをもてるような魅力ある器づくりを心掛けて、ひとつひとつ丁寧に、手作業で作られています。
現在は智博さんとご家族も一緒に作陶されており、現代の暮らしに馴染むふだん使いの食器を中心とする物を多く手掛けています。
そんなちひろ窯さんの作品はどれも温かみのある素敵な陶器で人気があります。
手作りなので一つ一つ風合いが異なる所も魅力の一つです。
ぜひ店頭でちひろ窯さんの魅力にふれ、お気に入りを見つけてみてくださいませ。